祭壇の両側に出して頂いた葬儀生花は、葬儀、告別式終了後、ご自宅の後飾りとして1基、お寺への後飾りとして1基使います。その他の葬儀生花は、おわかれ用のお花として、花の頭をもいで棺に近親者や会葬者の方の手により棺に入れて故人とのおわかれをしていただくのに使用します。
「供花」の読み方は「きょうか」です。
平安時代の和歌などでは、供花もしくは供華と書いて「くげ」と読まれていたそうですが、現代では「きょうか」と読まないと通じません。また生花の読み方は「せいか」・・・って当たり前だと思っていたのですが、意外と検索で調べている人がいるようです。確かに「いけばな」「しょうか」「なまばな」という読み方もあります。ただこれらの読み方は華道をされる方の間で使われることが多く、葬儀関係ではほぼ「せいか」という読み方で間違いないです。お葬式の現場では生花も供花も、同じ意味で使われます。また地域によっては供花を弔花(ちょうか)と呼ぶところもあるそうです。
生花を手配する場合、名札には送り主の氏名を記入します。会社から贈る場合は、右に会社名、中央に役職と氏名を記入します。連名で書く場合は、会社名の横に、贈り主の名前を並べて記入します。親族が葬儀生花を出す場合には、それぞれ個人名で出す場合とまとめて子供一同、兄弟一同、親族一同など全体ノバランスをみて判断をします。
1.インターネットによる注文
葬儀屋さん、花屋さん経由の申し込みの場合、申込み時間が日中になることが多いですが、インターネット申込みなら24時間申込みが可能です。また、支払いはインターネットの場合は、カード払いが可能です。葬儀情報を扱っているサイト内で葬儀生花の注文を受けている所もありますが、注文を受けるだけで花屋さんに丸投げのために紹介手数料が発生します。
2.葬儀屋さんによる注文
まず葬儀屋さんの連絡先を調べる必要があります。葬儀屋さんの連絡先を突き止めても、次に注文はFAXでの注文となります。FAXで受注している葬儀社が圧倒的に多いのです。FAXがないと電話による口頭で発注になります。文字の間違いがないか送り主がチェックできない不安があります。
3.花屋さんによる注文
近所の花屋さんに直接連絡することで、花の種類は金額など自分の裁量でいくようにもやることができます。顔見知りの花屋さんがいる場合には、一番お勧めの注文の仕方です。
秦野市内のセレモニーホールへ葬儀用生花をお届けします。
(富士見斎場、JAセレモニーホールはだの、しぶさわホール、湘和会館渋沢)
現在、セレモニーホールにお届けする葬儀用生花は、従来の白菊による葬儀生花だけでなく、秦野市における葬儀では、洋花による葬儀生花が、全体の80%以上を占めるようになってきました
後飾り
葬儀後火葬場から戻ってきた遺骨を、安置する祭壇
二段か三段の作りにすることが多く、上段に遺骨を置き
下段には遺影・位牌・香炉・燭台・線香・花・供物・鈴などを置きます。
四十九日の忌明けまで焼香して故人の冥福を祈ります。
引導
葬儀中に死者を導くこと。
導師が最後の宣告をし、現世への思いを断ち切らせること。宗派ごとに作法が異なる。
宇宙葬
宇宙に遺骨を打ち上げる葬儀供養方法。
遺骨を納めたカプセルをロケットに乗せて宇宙へ打ち上げる。打ち上げられたカプセルは地球周回軌道上を周回し、やがて地球の引力により大気圏に突入し、流れ星のように消える
後祓いの儀
出棺の後、関係者全員をはらい清める儀式。
祓除の儀(ふつじょのぎ)
永代供養墓
家族単位で墓の祭祀を行うのではなく、寺院が責任をもって祭祀する墓のこと。
家族の責任で墓を守るのではないため、承継の問題は発生しない。
エンバーミング
遺体衛生保全。遺体を消毒・防腐・化粧・修復処理する処置。
処置後10日間程度は腐敗などの遺体変化が生じない。
死後に長距離移動が必要な場合用いられる、もしくは用いる場合がある。
お別れの儀
火葬のための出棺を前にし、棺の蓋を外し、
遺族らが遺体と対面し花などを入れて最後の別れのときをもつこと
開眼供養
新しい仏像などを使い始めるとき、眼を描き入れ仏に魂を迎え入れる儀式。
互助会
冠婚葬祭にかかる費用を、会員同志で助け合うという趣旨で始めた、通産省認可の組織。
それぞれ株式会社の形をとり、全国約300社ある。
毎月、一定金額を掛け金として積み立て、冠婚葬祭の費用にあてるシステム。
火葬許可書
火葬を行うために必ず必要な証明書。
役所にて死亡届が受理された後に、火葬許可申請書を提出することで交付される。
葬儀社が手続きを代行するケースが多い。
あまり費用をかけずに極力簡素化する形式をとるのか、それとも、故人の社会的側面を重視し、幅広く故人の死を告知する形式をとるのか。葬儀の形式や種類にもさまざまなものがあります。
他の業種と同様、農協や葬儀屋さんにもそれぞれ個性があり、選ぶ基準は人それぞれです。価格の安さを基準にする人もいれば、少々高くても内容の良さを基準にする人。祭壇や棺等の使用する物にこだわるか、きめ細やかな対応を求めるか。いくら利用経験のある方に紹介してもらった業者も自分の価値観や選択の基準が違えば満足できないこともあると思います
事前に葬儀に対する正しい知識を身につけていれば、希望通りの葬儀ができます。